熊本の名門・九州学院で1年の2018年春からレギュラーで活躍していた牛島希(うしじま のぞみ)選手。
高校通算20本超のホームランをマークしているほか、俊足をはじめポテンシャルの高さで2020ドラフトでの指名にも期待がかかります。
中学時代は熊本中央ボーイズで全国大会を経験したうえ、九州選抜にも選ばれており、この先の活躍が本当に楽しみな選手ですね!
2020ドラフト期待の九州学院・牛島希選手を特集していきましょう。
目次
牛島希の中学時代は熊本中央ボーイズで九州選抜
右投げ右打ちの牛島希選手は中学時代、強豪の熊本中央ボーイズに所属していました。
当時から野球センスは光るものがあり、熊本中央ボーイズの主力で活躍した中学3年時にはジャイアンツカップで全国大会にも出場。
さらに鶴岡一人大会では九州選抜にも選ばれるなど、中学の頃からトップクラスの舞台に立っていた選手ですね。
ちなみに熊本中央ボーイズでは、同じくドラフト注目の横浜高校・津田啓史選手がいますからプロの世界での再会にも注目したいところですね!
参考:津田啓史(横浜)はドラフト注目の身体能力|中学は熊本で日本代表
九州学院・牛島希は高校通算ホームランに注目の強打
九州学院の牛島希選手はまず打撃センスが魅力で、長打力を秘めたバッティングには期待です。
高校最後の2020夏を前に、高校通算ホームランは24本をマーク。
身長176cm・体重79kgの筋肉質な体格から見せるスイングは、年々力強さが増している印象を受けます。
2019夏の熊本大会では、中堅122m・両翼99mの球場で左中間に特大ホームランを放っており、あわや場外弾になるようなパンチ力には観客騒然でしたね…!
若干外寄りのスライダーを叩いて左中間の最深部まで持っていくのですから、間違いなく超高校級の飛距離の持ち主です。
また牛島希選手は広角に長打が打てる技術も兼ね備えており、坂井宏安監督も「右方向への打球の方が飛ぶ」と話すほど。
2年の2019年春には公式戦で3試合連続のホームランを放っていますし、華のある強打者だけにドラフト候補として注目が集まるのも納得です!
九州学院・牛島希は身体能力もドラフト級
50メートル5秒台の俊足
牛島希選手はホームランに期待のパンチ力だけではなく、身体能力の高さも高校野球界ではトップクラスのものを持っています。
50メートル5秒9で駆け抜ける俊足は特に魅力的で、牛島希選手のヒットに二塁打や三塁打が多いのも自慢の俊足があってのことでしょう。
2019.7.25
熊本大会 決勝
熊本工ー九州学院3回裏 九州学院
3番 牛島選手の左中間への2点タイムリー二塁打で熊本工を突き放す#第101回全国高等学校野球選手権熊本大会 pic.twitter.com/chwCayrRHh— でんと@🍒🌸Loveit🐇🐰🌻🍡🌙🌠 (@yuina_labyrinth) July 25, 2019
次の塁を常に狙っている積極的な走塁で、かつ打球判断も優れているため相手の守備陣としても脅威的な存在。
その俊足は攻撃面だけでなく外野守備にも活かされており、広い守備範囲にも期待です!
捕手へコンバート
牛島希選手は九州学院で俊足外野手で活躍していましたが、2019秋からは捕手へコンバートされています。
これはプロを見据えての取り組みで、同じく九州学院出身の村上宗隆選手(現ヤクルト)も1年秋から捕手にコンバートされていました。
九州学院では「出世街道」である捕手へのコンバートが、牛島希選手の可能性をいかに広げるかも非常に楽しみですよね…!
確実にプレーの幅は広がると思いますし、打者との駆け引きを学ぶことでバッティングにも生きてくるでしょう。
抜群の身体能力を誇る捕手では明徳義塾・鈴木大照選手もドラフト候補で話題ですが、牛島希選手が九州を沸かせてくれることにも期待しています。
参考:鈴木大照(明徳義塾)は強打に注目|抜群の身体能力はドラフト級
牛島希は九州学院から兄弟でドラフトか
九州学院の主軸を務める牛島希選手は、九州屈指の右打者として2020ドラフトへの期待が膨らみます。
アスリート型の牛島希選手は家族の経歴もすごく、
- 父:九州学院出身。全国高校駅伝で区間賞
- 母:陸上の短距離選手
- 兄:天理大学でプロ注目の牛島樹投手
と、スポーツ一家であることがわかりますね!
特に天理大学の兄・樹投手とは、この先プロの世界での兄弟対決なんてこともあるかもしれません…!
関東では青藍泰斗のスラッガー・石川慧亮選手も兄弟でのプロ入りに注目が集まっていますが、牛島希選手も西を沸かせてほしいところ。
九州学院の躍進と牛島希選手の攻守での躍動を楽しみにしつつ、ドラフトへの道のりを追いかけていきましょう。
参考:石川慧亮(青藍泰斗)はドラフト期待|ホームランに注目の長距離砲