大阪堀江ボーイズで主力としてプレーし、2020春からは天理高校に進路を決めた原叶大(読み方は「はら かなた」)選手。
抜群の打撃センスを誇る左打者で、一方の守備でも身体能力の高さが際立つ内野手です。
中学時代には野茂ジャパンで日本代表を経験しており、このときには投手も務めるなど攻守で活躍を見せていましたね…!
天理でも中心選手への成長に期待がかかる、原叶大選手を特集していきましょう。
目次
原叶大は中学時代に大阪堀江ボーイズで日本代表
右投げ左打ちの原叶大選手は中学時代、大阪堀江ボーイズに所属していました。
その大阪堀江ボーイズではショートやピッチャーのポジションでプレーする中心選手で、中学3年時には野茂ジャパン(JUNIOR ALL JAPAN)にも選出。
日本代表としてアメリカ遠征を経験したわけですが、背番号1を背負って5割の打率を残すなど、大舞台でも持ち前の打撃センスを発揮していましたね…!
大阪堀江Bでは投手兼内野手としてチームを牽引し、JUNIOR ALL JAPAN(野茂JAPAN)にも選出された原叶大(1年)。大会では自慢の打力を存分に発揮し、打率5割超の活躍。投手としても活躍し、まさに二刀流。4月からは選抜V候補筆頭の名門・天理高校で腕を磨く予定。紫の戦士として甲子園を制す! pic.twitter.com/3KG7TRih0r
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) February 11, 2020
投手でマウンドに上ったほか、MLBユースとの一戦では三塁打を2本放っていたりと、逸材が揃うなかできっちりと実力を示しています。
このとき日本代表のチームメイトだった角田蒼汰選手は同じく奈良の智弁学園に進路を決めていますから、県内の熾烈な争いは今後も注目です!
天理・原叶大は抜群の打撃センスに注目
ミート力の高さ
天理でも成長が楽しみな原叶大選手ですが、バッティングの良さは素晴らしいものがあります。
鋭いスイングによりミート力が高い左打者で、ライナー性の打球を連発する打撃センスは強打の天理打線でも頭角を現してくるでしょう。
また原叶大選手は眼も良く、速球派の投手のスピードボールにも十分に対応することが可能。
高校で相手投手のレベルが上がっても、早い段階で適応してくるのではないかと見ています…!
長打にも期待
加えて、長打が打てるパワーも原叶大選手の魅力の1つですね!
中学時代の日本代表でも二塁打1本・三塁打2本をマークしており、海外の投手にも力負けしないスイングの強さは証明済みです。
筋肉質な身体は下半身も鍛えられており、スピードも兼ね備えているため高校でも長打を放つ場面は多く見られる打者でしょう。
同世代には注目の右打者・戸井零士選手もいますから、お互いに切磋琢磨するなかで、原叶大選手も天理打線の中核を担うバッターとして存在感を示してくれることに期待しています!
参考:戸井零士(天理)は攻守で魅せる|日本代表も経験の逸材はセンス抜群
天理・原叶大は守備力の高さも武器
打撃センスに注目が集まる一方で、原叶大選手は守備力の高さも見逃せません。
中学時代には投手兼内野手としてプレーしており、日本代表でもマウンドに上がっているんですよね。
高校では主に野手でプレーすることになるかと思いますが、スローイングの安定感をはじめ守備力でも十分にレギュラーを狙える実力は秘めています。
1学年上の杉下海生選手をはじめ天理の内野陣はハイレベルな選手が揃うだけに、原叶大選手はそのなかでいかにしてポジションを奪取するかに注目していきましょう。
参考:杉下海生(天理)は俊足巧打に注目|中学日本代表は兄弟も凄い野球一家
原叶大は天理でも中心になって牽引してほしい
攻守に高いポテンシャルを発揮している原叶大選手ですが、高校でどこまで進化を遂げるかは楽しみで仕方ありません。
中学時代から国際試合に出場するなど大舞台での経験も積んでいますし、天理が全国の頂点を目指す上では欠かせない選手になってくるでしょう。
同世代では川端亮希選手ら打力の高いメンバーが集いますが、原叶大選手はそのなかで打線の中心となってチームを引っ張ってくれることに期待しています!
名門・天理高校でどこまで成長するか、これからも楽しみに追い掛けていきたいですね!
参考:川端亮希(天理)は強肩強打|藤井寺ボーイズ出身の左スラッガーに注目