岐阜の強豪・県岐阜商で2年の2018秋から試合に出場している多和田尚旗(読み方は「たわだ なおき」)選手。
50メートル5秒台の俊足を活かした走塁と、巧みなバットコントロールでチームの攻撃を引っ張るリードオフマンです。
2019秋の公式戦でも一番・セカンドでチームトップの安打数を誇り、県岐阜商の東海大会準優勝に大きく貢献しましたね!
先頭打者として2020県岐阜商の攻撃を牽引する、多和田尚旗選手について特集してきましょう。
目次
県岐阜商・多和田尚旗は全国上位の俊足に注目
県岐阜商で強力打線の火付け役となっている多和田尚旗選手ですが、大きな魅力の1つが全国でもトップクラスの俊足です。
50メートル5秒9の脚力を武器に2019秋の大会でも9個の盗塁を決めましたし、その積極的な走塁が県岐阜商に勢いをもたらしていたことは間違いありません。
塁上でも盗塁の姿勢を常に見せてバッテリーを揺さぶったり、大きなリードで牽制をもらったりと、出塁した際のプレッシャーも相手チームの脅威になっていました…!
個人的に注目している選手③
多和田尚旗選手(新3年,県立岐阜商業)
塁上からのプレッシャーがすごくて、もうに塁に出て欲しくないと思った1番打者でした。
また、秋季東海大会加藤学園戦でサヨナラタイムリーを決めた勝負強さも魅力です!
そもそも塁に出て嬉しい1番打者なんていないけどね…笑— べべ⚾ (@bebe_baseball) January 29, 2020
また多和田尚旗選手はベースランニングの上手さも見もので、外野が打球処理でモタついている間に次の塁を陥れる走塁センスも光ります。
ドラフト注目の智弁和歌山・細川凌平選手とは、全国屈指のスピードスター同士の競演がぜひ観てみたいですね!
強打の県岐阜商においても活躍が際立つだけに、ドラフト候補として全国区の選手になっても不思議ではありません。
参考:細川凌平(智弁和歌山)はドラフト上位|中学でも日本代表の俊足強打
多和田尚旗はバッティングでも県岐阜商を引っ張る
チームトップの安打数
多和田尚旗選手は俊足を活かした走塁はもちろん、巧みなバットコントロールを活かしたバッティングにも注目の左打者です。
2019秋の公式戦ではチームトップの22安打を放ち、4割3分1厘の高打率を記録マーク。
県岐阜商の東海大会準優勝に大きく貢献しましたね!
4回終了
大垣商3-5県岐阜商1死2、3塁でピッチャー交代、岩田。1番多和田が2点タイムリー2ベース。県岐阜商が逆転。 pic.twitter.com/TZUnTIErPq
— コウ (@jumbonokachi511) September 28, 2019
身長178cm・体重70kgと体格的にもまだまだ伸びしろを感じますが、二塁打5本、三塁打1本、ホームラン1本と長打力も兼ね備えているのも多和田尚旗選手の大きな強みです。
県岐阜商の練習では1日1200スイングをしてスイングスピードの強化をはかっていると言いますし、多和田尚旗選手の更なる成長に期待がかかりますね!
勝負強さも際立つ先頭打者
長打力とミート力を兼ね備えたバッティングに加えて、チャンスの場面でも勝負強さを発揮している多和田尚旗選手。
一番打者ながら2019秋の戦いでは12打点を上げる活躍を見せ、下位打線がつくったチャンスを活かす役割も果たしているんですよね!
2019秋の岐阜大会決勝・大垣商戦では、四回裏一死二、三塁の場面で2点タイムリーとなる勝ち越しタイムリーを放ち、岐阜大会での優勝に貢献。
続く東海大会準決勝・加藤学園戦では、延長十回裏一死満塁の場面でサヨナラのレフト前ヒットを放ち、県岐阜商の2020センバツ出場を決定的にしました!
頼れるリードオフマンは、やはりここぞという場面で仕事をしてくれましたね…!
ちなみに多和田尚旗選手は3本指での腕立て伏せ100回や腹筋300回など、体力強化のトレーニングにも日々取り組んでいるとのこと。
ドラフト注目の強打者・佐々木泰選手と並んで、県岐阜商打線を引っ張る選手であることは間違いありません。
下位打線からでも得点できることが県岐阜商の強みでもありますし、チャンスメイクに期待の一方で得点源としての働きからも目が離せません!
参考:佐々木泰(県岐阜商)はドラフト期待|強肩強打のイケメン主将は全国区
県岐阜商・多和田尚旗のポテンシャルはドラフト級
県岐阜商の頼れるリードオフマンとして、高校最後となる2020シーズンも活躍が期待される多和田尚旗選手。
50メートル5秒9の俊足に巧みなバットコントロール、そしてホームランを打てるパンチ力と、どれをとっても全国レベルのポテンシャルを持っていることは間違いありません。
身体が一回り大きくなって力強さが増すと、もうワンランク上のプレイヤーとして注目を浴びるでしょうね…!
1学年下でドラフト候補として注目の大型捕手・高木翔斗選手も話題になっていますが、多和田尚旗選手の活躍にも大いに期待したいところ。
二塁手で遠投90メートル以上を投げる地肩の強さもありますし、ぜひこれからの成長を応援していきましょう!
参考:高木翔斗(県岐阜商)は強打に注目|中日ジュニア出身の大型捕手