群馬の強豪・前橋育英で前チームから正捕手として活躍していた須永武志(すなが たけし)選手。
相手の足を封じる強肩と投手陣を引っ張るリード、チャンスに強いバッティングが魅力のキャッチャーです。
2年の2019夏には四番・キャッチャーで甲子園も経験しており、ドラフトにも期待がかかる選手ですね!
主将としても圧倒的なリーダーシップでチームを引っ張る、前橋育英の須永武志選手を特集してみました。
目次
前橋育英・須永武志はドラフト期待の守備力
強肩が光る二塁送球タイム
前橋育英・須永武志選手がドラフト注目の理由として、まずはキャッチャーの守備で見せる強肩は欠かせません。
二塁送球タイムは1秒8台のタイムをマークしており、プロの一流選手とも遜色ない力を持ち合わせています。
イニング間の二塁送球で余裕を持って投げても2秒は切ってきますし、スローイングの安定感は素晴らしいものがありますね!
前橋育英、旧チームから不動の正捕手の須永武志(2年)が安定したスローイングを連発。イニング間の最速は余裕を持って投げて1.94秒。
打つ方はここまで2打数1安打。関東でも屈指の捕手です。 pic.twitter.com/WZqQTxQLk0— 野球ニュース|PABB-lab.com プロアマ野球研究所 (@pabb_lab) 2019年9月29日
2019秋の群馬大会準決勝では健大高崎に勝利しましたが、須永武志選手の強肩は機動力を武器とするチームにとっても脅威でしょう。
同じくドラフト注目の健大高崎・戸丸秦吾捕手との対戦は、強肩を活かした守備でも話題になりそうですね…!
参考:戸丸秦吾(健大高崎)はドラフト期待|中学野茂ジャパンの強肩はピカ一
フットワークの良さ
須永武志選手が圧倒的な強肩を見せている理由として、地肩の強さはもちろんのこと、フットワークの良さも大きく関係しています。
肩の強さだけで力任せになるのではなく、しっかり足を運んで送球していますから、この辺りもスローイングに安定感をもたらす要因と言えるでしょう。
かっこいいね!#前橋育英 #須永武志 pic.twitter.com/97RBAwl6ZP
— りょう (@ry_725_) 2018年9月8日
またキャッチングの面でも身体を張ってボールを止める強さがありますから、キャッチャーとして総合力の高さも感じさせます。
前橋育英の守備の要として、ドラフト注目・須永武志選手の安定した守備力には大いに期待ですね!
ドラフト注目の須永武志は前橋育英の大黒柱
守備の要としてだけでなく、新チームからは主将としても存在感を放っている須永武志選手。
圧倒的なリーダーシップでチームを引っ張り、2019秋の関東大会出場の原動力にもなりました。
自身のプレーはもとより、声掛けなども含めた空気作りが非常に上手で、チーム全体にいい雰囲気をもたらせる選手なんですよね!
4番キャッチャー須永武志#前橋育英 pic.twitter.com/YrXhHBGzke
— りょう (@ry_725_) 2019年5月4日
そんな須永武志選手のリーダーシップが垣間見えたのが、2019世代のエースだった1学年上の梶塚彪雅投手とのエピソードです。
2018秋から正捕手になった須永武志選手でしたが、当時はピンチのときにサインに首を振られることが多く「信用されていないのではないか」と感じていたそうです。
その後、秋の関東大会準々決勝・山梨学院戦での敗戦をきっかけに、1球でも多くブルペンでボールを受けるようにしたんだとか。
こういった取り組みがあって冗談を言い合えるような間柄になり、リードで引っ張れるキャッチャーに成長していったのは素敵ですよね…!
チームメイトからの信頼も厚い主将ですから、前橋育英の大黒柱としてこれからもチームの中心になっていくことは間違いありません。
前橋育英・須永武志は打てるキャッチャー
守備力に定評がある須永武志選手ですが、四番打者で活躍するバッティングも見逃せません。
身長177cm・体重76kgとバランスのとれた体格で、ミート力に長けた右打者としても存在感を放っています。
2019夏の群馬大会準決勝・桐生第一戦では一回に先制の投手強襲のタイムリーを放ったほか、七回には高校通算8本目となる貴重なソロホームランを放ちました…!
須永武志 前橋育英2年
前橋育英では1年夏からベンチ入りを果たすと、1年秋から正捕手を務めると、打力もアップして2年春からは4番打者となり、秋春夏と群馬大会を制覇。2年秋の新チームでも持ち前の強肩で健大高崎の走塁を封じるなどして、チームを関東大会に導いた。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/N9OnluNDZD— ぶるーたす (@bluamabase) 2019年10月14日
打てるキャッチャーとしても活躍できるポテンシャルを秘めているだけに、最上級生となる2020年にさらにパワーがついてくれば、ドラフトで上位指名される可能性も十分です。
前述の戸丸選手や国士舘・吉田健吾選手らと共に、世代ナンバーワン捕手をかけた争いも見逃せません…!
前橋育英の攻守の要である須永武志選手の成長を楽しみに、今後も追い掛けていきましょう。
参考:吉田健吾(国士舘)はドラフト期待|イケメン捕手は攻守に存在感