プロに好投手を多く輩出していることでも有名な三重・菰野(こもの)高校で、1年からベンチ入りしていた岡林勇希(おかばやし ゆうき)投手。
球速150キロを超えるストレートを武器にする本格派右腕で、2018秋には菰野高校を三重県大会優勝に導きました。
ピッチャーとしての実力を見せつけている一方で高校通算20本以上のホームランを放つなど、抜群の身体能力も高く評価されている選手なんですよね!
2019ドラフト注目の菰野・岡林勇希投手を特集していきましょう。
目次
岡林勇希は中学時代に国際大会を経験
プロ選手の兄・飛翔の影響で野球をスタート
岡林勇希選手は三重県松坂市の出身で、2歳年上の兄の影響で野球を始めます。
松阪市立久保中学に在籍していた中学時代は、野球では松阪梅村シニアに所属。
全国ベスト16に進出するなど、当時から活躍を見せていました。
ちなみに野球を始めるきっかけになった兄の岡林飛翔(おかばやし つばさ)選手は、2017年の育成ドラフト1位で広島カープから指名を受けているんですよね…!
岡林勇希投手も2019ドラフトでの指名が濃厚ですから、同じチームで岡林兄弟が一緒にプレーをしたり、兄弟対戦が実現する日が来るかもしれません。
出身は松阪梅村シニアでは豊田選抜
また岡林勇希投手は出身の松阪梅村シニアでの活躍が目に留まり、中学3年の冬に豊田選抜として台北国際大会への出場も果たしました。
第29回リトルシニア選手権東海大会
準々決勝 豊田市運動公園野球場
第2試合
松阪梅村1002024=9
瀬戸 0000020=2松阪梅村 ベスト4 全国へあと1勝
岡林勇希投手が力投 pic.twitter.com/8HhxkKi3ah— HALUHI@愛知高校野球・中学野球 (@Iambanekko) 2016年6月5日
豊田選抜は東海地方のリトルシニアに所属している選手の中から、優秀な選手を選抜したチームで、台北国際大会に出場するためのチーム。
岡林勇希投手は菰野高校でも1年夏からベンチ入りを果たして141キロの球速をマークしていますし、当時すでに130キロ台のストレートを投げていました。
本格派として注目を集めていたことは言うまでもなく、中学卒業時に強豪校から多くの誘いを受けたことも納得ですね…!
菰野・岡林勇希がドラフト注目ピッチャーの理由
球速150キロ超のストレート
まず岡林勇希投手の魅力として、なんと言っても球速150キロを超えるストレートは欠かせません。
ダイナミックな投球フォームから、ストレートの最速は153キロをマーク。
以前は球速にかなりこだわりがあったと語っていましたが、球速が150キロを超えるようになってからは「球質」にもこだわっているようですね!
プロ注目、菰野岡林投手。
今日はMAX149キロを記録。 pic.twitter.com/38eqqnFS4C— 白井敬二 (@cnchrT3E2VEQSVK) 2019年5月2日
岡林勇希投手が目指すのは空振りを奪えるストレートで、そのためにスピードガンの初速と終速の差をできるだけ減らすように練習を積んでいるといいます。
U18日本代表にも選出されたドラフト候補の津田学園・前佑囲斗投手も完成度の高さが話題になっていますが、岡林勇希投手もこれからが楽しみなピッチャーですね!
参考:前佑囲斗(津田学園)がドラフトで注目される理由は球速以外にあると思う
豊富な球種も
ストレートに魅力があるピッチャーであることは間違いありませんが、岡林勇希投手は真っ直ぐで押し切るだけの投手でもありません。
球種は主にスライダー・カーブ・チェンジアップ・フォークの4種類。
中でもスライダーは変化が大きく、決め球としても十分に威力があります。
第101回全国高等学校野球選手権三重大会
7/20 2回戦
津球場第2試合
四日市南対菰野
先攻 菰野
後攻 四日市南
菰野先発投手はプロ注目エース岡林勇希君です pic.twitter.com/OigREzhwnx— 北口あおい (@aoikun_777) 2019年7月20日
元々は課題とされていたコントロールも、フォームの修正を重ねるなどして大きく成長していますしね!
佐々木朗希投手らが目玉とされていますが、岡林勇希投手も早くからプロのスカウトに評価されていたピッチャーだけに、2019ドラフトの行方が非常に楽しみです。
参考:佐々木朗希が中学時代に経験した挫折|ドラフト注目右腕の苦悩と涙
菰野・岡林勇希はドラフト間違いなしの身体能力
高校通算ホームランも凄い
投手として注目される一方で、岡林勇希投手は野手としての才能に注目する声も多く挙がっています。
2019夏の三重大会では3回戦敗退を喫したものの、高校通算ホームランが21本を数える左の強打者でもあるんですよね!
菰野高校岡林勇希くん2打席連続ホームラン⚾️🔥 pic.twitter.com/bYpZFmxeQI
— 門脇 美紀 (@_b28s) 2018年7月17日
U18日本代表でも好投を見せた有明・浅田将汰投手も二刀流でドラフトに注目が集まりますが、岡林勇希投手も抜群の身体能力を兼ね備えた逸材であることがわかります。
参考:浅田将汰(有明)のドラフトに注目|日本代表で150キロの大台なるか
俊足も全国上位
さらに岡林勇希投手は高校通算21ホームランをマークした長打力に加え、50メートル5秒9の俊足も兼ね備えています。
投打に見せるポテンシャルの高さを考慮すると、ドラフト間違いなしと言われるのも納得でしょう。
岡林勇希投手はピッチャーでの指名を希望しているとのことですが、打席に立つ機会が多いセリーグの球団だと嬉しいですね!
突出した身体能力の持ち主である岡林勇希投手が、2019ドラフトではどの球団に指名されるのか。
今後の活躍にも期待して、注目していきましょう。