世田谷西シニアではエースとして活躍し、2020春からは神奈川の慶応湘南藤沢に進路を決めた田上遼平（たがみ りょうへい）投手。
最速140キロを超えるストレートを投げる本格派で、高い制球力も兼ね備えた楽しみな右腕です。
中学時代は世田谷西シニアで全国大会優勝を経験したほか、U15日本代表でもエース格のピッチャーでU15アジアチャレンジマッチの優勝に貢献していました。
慶応藤沢でも成長に期待が高まる、田上遼平投手を特集していきましょう。
参考：2022ドラフト候補の高校生投手【最新】スカウト注目の逸材を特集
目次
田上遼平の中学時代は世田谷西シニアで日本代表
エースで全国優勝
右投げ右打ちの田上遼平投手は、小学3年生から卒業までを父親の仕事の都合でアメリカのカンザスで過ごし、渡米と同時に野球を始めました。
中学への進学後には日本へ帰国し、硬式野球チームの強豪・世田谷西シニアでプレー。
持ち前の野球センスで早くから頭角を現し、中学3年時には強豪チームのエースを務めるなど、全国大会のジャイアンツカップ優勝にも大きく貢献しました。
慶応湘南藤沢でも1年の2020夏からベンチ入りを果たしていますし、これからの活躍が非常に楽しみな投手ですね！
U15日本代表でもエース格
また世田谷西シニアのエースとしてジャイアンツカップの優勝に貢献した田上遼平投手は、実力が高く評価されてU15日本代表にも選出されました。
出場した『U15アジアチャレンジマッチ2019』のチャイニーズタイペイ戦では、1イニングを三者凡退に抑え、2つの三振を奪うなど勝利に貢献。
日本代表のエースとして堂々としたピッチングを見せてチームを優勝に導きました。
ちなみにU15日本代表では世田谷西シニアのチームメイト・浅倉大聖選手も選出されていて、打線の中軸で活躍を見せていましたね。
浅倉大聖選手は西東京の強豪・日大三に進路を取っていますし、関東大会などでの対決にも期待したいところです！
ドラフト期待の田上遼平は体育会TVでテレビ出演も
中学で日本代表も活躍するなど注目を集めていた田上遼平投手は、『体育会TV』でテレビ出演も果たしています。
体育会TVではマスクを被った元プロ野球選手対戦する企画で、元中日・立浪和義選手を相手に強気で内角を攻めて、見事に三振を奪いました…！
ちゅ、中学生！何？強気！
田上 遼平投手😳 pic.twitter.com/WcdZZcxx4Y
— プリンス💇♀️ (@tomo89tjball) March 7, 2020
テレビ出演ということで緊張してもおかしくないマウンドですが、初球からインコース高めに投げ込める度胸は凄いですよね！
精神的な強さも見せつけていますし、慶応藤沢でも強気のピッチングを貫いてくれることに期待しています。
慶応湘南藤沢・田上遼平はドラフト期待の本格派
球速に注目
慶応藤沢でもエース候補として期待されている田上遼平投手ですが、ストレートの球速は注目です。
中学3年時には最速142キロを記録し、同世代の中でもトップクラスのスピードを誇っているんですよね。
高校入学時で身長175cm・体重76kgと身体もまだまだ大きくなるでしょうし、今後さらに球速が伸びてくることは間違いないでしょう。
高めのストレートもかなり力があり、世代屈指の本格派右腕として最速更新にも注目です！
制球力も高い
ストレートの球速に加えて、抜群の制球力も随所に見せている田上遼平投手。
特にアウトコース低めへのコントロールは素晴らしく、U15アジアチャレンジマッチでも、外角のストレートで多くの三振を奪っていました。
2020夏の神奈川大会・茅ヶ崎戦でも3回2/3を投げて4奪三振と、無失点の好投はさすがでしたね…！
近江の山田陽翔投手らと並び、2022ドラフトでも楽しみなピッチャーであることは間違いありません。
参考：山田陽翔(近江)は中学日本代表｜球速に期待の豪腕は兄も大阪桐蔭
田上遼平は慶應湘南藤沢で変化球にも磨き
ストレートでも打者を圧倒していく田上遼平投手は、一方で精度の高い変化球も見逃せません。
変化球は球種も豊富で、
- カーブ
- スライダー
- カットボール
- チェンジアップ
を投げ分けているんですよね！
インタビューでは「チェンジアップが一番自信のあるボール」とも語っていましたが、ブレーキのきいた変化球と直球のコンビネーションが冴えます。
どの変化球でもカウントを取れるコントロールを持っていますし、落ち着いたマウンドさばきからはすでに風格さえ感じさせる投手。
体格的にも高いポテンシャルを持っていますし、ストレートのキレを出すために巨人の菅野智之投手のトレーニングを参考にするなど高い向上心も素晴らしいですよね！
慶応藤沢でのさらなる進化にも期待しつつ、田上遼平投手の活躍を追いかけていきましょう。
