札幌国際情報を2019夏に南北海道大会決勝まで押し上げ、完成度の高い本格派右腕として注目されている原田航介(はらだ こうすけ)投手。
抜群のコントロールと多彩な変化球に加え、球速の伸びしろも感じさせるなど将来性が豊かな投手ですね!
日高シニアに所属していた中学時代には全道初優勝を勝ち取るなど、投打にポテンシャルの高さを見せています。
2020ドラフト候補としても期待がかかる、札幌国際情報の主将兼エースの原田航介投手を特集していきましょう。
目次
原田航介の中学時代は日高シニアで全道優勝
右投げ左打ちの原田航介投手は中学時代、野球では日高シニアに所属していました。
中学3年時には悲願の全道優勝を飾るなど、投打の軸としてこの頃から非凡な才能を見せていましたね。
北海道では札幌周辺の地区に強豪チームが多いなか、日高地方から全道一になるのは史上初の快挙でしたね•••!
原田航介投手には強豪私立校からのオファーも多くあった中で、「公立校で強豪を倒したい」との想いから札幌国際情報へ進学。
日高シニアの浦川聡監督と札幌国際情報の有倉雅史監督が、高校時代のチームメイトであったことも縁を感じさせますね!
札幌国際情報・原田航介はドラフト期待の完成度
抜群のコントロール
札幌国際情報の原田航介投手はまず制球力が持ち味で、コースを丁寧に突けるピッチングには安定感があります。
2年生エースとして戦った2019夏の南北海道大会決勝でも、強豪の北照を相手に延長14回を一人で投げ抜いたピッチングは素晴らしかったですね…!
惜しくも甲子園まであと一歩ではあったものの、14回を投げて179球4失点(自責点0)という内容でした。
強力打線を相手にもまったく動じないマウンドさばきで、北海道トップクラスの投手と言われているのも納得です。
緩急自在の変化球
また原田航介投手の武器は優れたコントロールに加え、変化球にもあります。
緩急自在の変化球は精度も高く、野球をよく知っていると感じる投球術は見事なんですよね…!
主な球種としては
- カーブ
- スライダー
- スプリット
- チェンジアップ
と豊富で、いずれもコースいっぱいに投げ分けることができるため、相手打者は狙い球を絞りきれず打ち損じが多くなっている印象。
元プロ野球選手である札幌国際情報の有倉雅史監督も「試合の中でいろんなことを感じながら投げることができる」と評価していました!
北北海道では白樺学園・片山楽生投手がドラフト注目右腕として話題になっていますが、原田航介投手には2019年に続き、南北海道大会を大いに沸かせてほしいものです。
参考:片山楽生(白樺学園)はドラフト期待|球速以上の逸材は中学で全国4強
ドラフト期待の原田航介は球速にも注目
投球術に注目が集まる一方で、原田航介投手は最速140キロ超のストレートにも魅力を感じます。
身長180cm・体重74kgとやや細身ではあるものの、一冬越えて身体に厚みが増しており、以前の華奢な印象は影を潜めました。
2020夏を前に最速143キロをマークしており、球速がもう一歩伸びてくるとワンランク上の投手としてプロのスカウトも放っておけないでしょうね…!
札幌国際情報エース原田君10回完投お見事✨ pic.twitter.com/Zjf7dMpdSX
— とまりんこ (@123pyu) May 29, 2019
「上のレベルのバッターを抑えるためには最低限の球速が必要」と自身の課題を話しており、自身の現在地を俯瞰できるあたりも原田航介投手らしいです。
試合の流れを読むセンスや要所を締める精神力は申し分ないだけに、ストレートの球速アップはドラフトの鍵になってくるでしょう。
原田航介は札幌国際情報からドラフトも
札幌国際情報で文字どおり大黒柱となる原田航介投手ですが、左打席での打撃センスも光ります。
2019夏から主に三番で活躍しており、南北海道大会決勝の九回裏に見せた同点の2点タイムリーは記憶に新しいところ。
優れた野球センスに力強さが加わってくると、上の世界でも楽しみになってきますね!
原田航介投手は安定感抜群のピッチングで試合を作れる投手だけに、札幌国際情報は2020夏の躍進を心待ちにしているファンも多いでしょう。
同じくドラフト候補として注目の駒大苫小牧・北嶋洸太投手らと共に、北海道の高校野球を盛り上げてくれることを大いに期待しています!
参考:駒大苫小牧・北嶋洸太はドラフト注目|球速だけじゃない右腕の魅力