愛知の強豪・享栄で、1年の2018年夏から控え投手としてベンチ入りしていた上田洸太朗(うえだ こうたろう)投手。
身長184cmの恵まれた体格を誇り、ドラフト注目の大型左腕として愛知県選抜に選出されて台湾遠征も経験しています。
中学時代には高岡ボーイズで日本代表として世界大会に出場し、世界一を経験するなど大舞台の経験も豊富ですし、将来が本当に楽しみですね!
2020ドラフト指名に期待が掛かる、将来性抜群の上田洸太朗投手を特集していきましょう。
目次
上田洸太朗は高岡ボーイズで中学日本代表
左投げ左打ちの上田洸太朗投手は中学時代、富山の高岡ボーイズに所属していました。
当時から地区では有名なサウスポーで、中学3年時にはボーイズ日本代表にも選出。アメリカで開催された世界大会で世界一に輝いた経験もありますね…!
進学先は地元を離れ、高いレベルの環境を求めて強豪ひしめく愛知に野球留学するなど、当時から向上心が高い選手であったことが伺えます。
甲子園出場はもとより「野球王国の愛知で自分の力を試してみたい」という選択をしたんだとか。
こういった志の高さが、現在の上田洸太朗投手を作ったといっても過言ではないでしょう。
享栄・上田洸太朗はドラフト期待の大型左腕
県選抜で台湾遠征も
享栄でドラフト期待の上田洸太朗投手は、スケールの大きさでプロのスカウトから注目を集めています。
身長184cm・体重94kgの恵まれた体格を持ち、2年の2019年には愛知県選抜のメンバーに選ばれて台湾遠征も経験していますね。
享栄 上田投手 2年
9月15日に豊橋球場で138kmをマーク。試合後半で記録したので、スタミナもあるな、と感じるピッチャー。
享栄としては彼に続く投手をどうするかが課題かもですね。 pic.twitter.com/TFNDxrQAkD— コウ (@jumbonokachi511) September 21, 2019
インステップ気味に踏み込み、長い腕をしなやかに使ったフォームから球威のあるボールを繰り出すサウスポー。
球種としてはスライダー・カットボール・チェンジアップを主に投げており、変化球の制球力やテンポの良さも見逃せません。
また上田洸太朗投手は、高校生とは思えない落ち着いたマウンドさばきでゲームメイクが非常に上手な投手でもあります。
大阪桐蔭を完封
そして上田洸太朗投手の名前が一躍有名になったのが、2020春の大阪桐蔭との練習試合で魅せたピッチングです。
全国屈指の打力を誇る大阪桐蔭の打線を相手に4安打完封という見事な投球をみせ、スカウトの注目を一気に集めました…!
2020年6月に行われた練習試合には7球団のスカウトが集結して高評価を与えるなど、注目度はうなぎ上り。
コロナの影響で夏の甲子園が中止となった際にも「高卒でプロに入るためにやるべきことは変わらない」と語るなど、野球に対する一貫した姿勢からも大物ぶりが伺えますね!
ドラフト期待の上田洸太朗は球速にも注目
享栄の上田洸太朗投手は現時点でも完成度の高い投手ですが、伸びしろの面も大きく評価されています。
2020夏を前に最速143キロをマークしているものの、ポテンシャルを考慮するとストレートの球速はまだまだ伸びるでしょう。
身長184cmのどっしりとした体格から、さらに体重が乗って球速も伸びてくると攻略が非常に難しくなりますよね…!
大阪桐蔭をはじめ、東邦や愛工大名電といった強豪が相手になると輝きを増すピッチングにもスター性を感じます。
同じく大型左腕としては横浜・松本隆之介投手がドラフト上位と目されていますが、最後の夏での上田洸太朗投手のピッチングにも期待したいところ。
2020ドラフトが楽しみな上田洸太朗投手を、テレビ越しに観るのはそう遠い未来ではないかもしれません。
参考:松本隆之介(横浜)がドラフト上位と注目される球速以外の理由とは
上田洸太朗は享栄からのドラフトに期待大
スケールの大きなサウスポーとして注目を集める享栄の上田洸太朗投手。
早々にプロ志望届を提出する意向を示しており、2020夏のアピール次第ではドラフト上位指名も十分ありえるのではないでしょうか…!
享栄の上田投手が今のところ、この夏見た中で一番速かったと思う。何km/hくらい出てたんだろう…。
まだ2年生ながら、直球に力がある大型左腕て感じだった。 pic.twitter.com/hdX4wv4qHK— ASAHARA (@ASA_0815) July 14, 2019
全国的な知名度こそまだ高くないものの、マウンド上で放つ存在感は圧巻。
愛知ではドラフトの目玉である中京大中京・高橋宏斗投手をはじめ好投手がひしめきますが、上田洸太朗投手の持つ大きな可能性にもぜひ注目していきましょう!
参考:高橋宏斗(中京大中京)はドラフト注目|球速だけでない豪腕の大物感