大阪の強豪・近大泉州で1年の2018秋からベンチ入りを果たしていた中尾純一朗(なかお じゅんいちろう)投手。
身長185cmの大型左腕で、ポテンシャルの高さに早くから注目が集まっていたドラフト期待のサウスポーです。
球速140キロに迫るストレートに加えて鋭いスライダーを武器にしており、将来性が大きく評価されているんですよね!
2020ドラフト候補としても注目の、近大泉州・中尾純一朗投手を特集していきましょう。
目次
近大泉州・中尾純一朗はドラフト期待の左腕
球速以上のスピード感
近大泉州で注目を集める中尾純一朗投手は、スリークォーターから投じるストレートを軸としたピッチングが見ものです。
ややインステップして長い左腕をしなやかに使い、2019春には大阪桐蔭を相手にも3失点で完投と力を示しました。
投球フォームは球の出どころが見にくく、中尾純一朗投手が参考にしていると話すランディージョンソンに近いものがありますね!
2020夏の大会を前に最速138キロと驚くほどのスピードこそないものの、バッターが差し込まれていくシーンも多く、球速以上のスピードを感じさせる点も注目したいところ。
近大泉州の清水雅仁監督も「原石です」と話すほどのポテンシャルを持った投手で、複数球団のスカウトが視察に訪れているのも納得です。
最速140キロ超の可能性も十分
また中尾純一朗投手の一番の魅力は、投手としての将来性の高さでしょう。
身長185cm・体重80kgと身体にも厚みが増してきており、最速140キロを超えるのも時間の問題ではないでしょうか…!
次世代の大阪を代表する左腕
近大泉州 中尾純一朗 投手(2年)
2019.07.21 大阪シティ信金スタジアム pic.twitter.com/lpT9uo9DcA
— ⚾️はまかぜ⚾️ (@sugi070714) July 23, 2019
独特の球筋で奪三振率も高く、球速表示以上の体感スピードを誇る投手だけに、球速がさらに乗ってくると手が付けられなくなりそうですね!
2020夏の大阪大会でも、ドラフト注目左腕として話題になることは間違いありません。
近大泉州・中尾純一朗は唯一の変化球にも注目
近大泉州の中尾純一朗投手はストレートと同様に、唯一の変化球であるスライダーのキレも注目を集めています。
横に大きく変化するスライダーはストレートとのコンビネーションも抜群で、どちらでも三振が奪えるボールになっていますね。
右打者の内角に食い込む軌道はもちろんのこと、左打者としてはアウトコースに決められると相当に厄介な球種でしょう…!
ストレート・スライダーのみで十分に渡り合っている点もこれからが楽しみですし、同じく注目左腕の大阪桐蔭・藤江星河投手らと共に大阪のドラフトを沸かせてくれそうです。
参考:藤江星河(大阪桐蔭)はドラフト注目|球速以上のキレを誇る中学日本代表
ドラフト期待の中尾純一朗は将来性も期待
2020ドラフトへの期待が高まる、近大泉州の中尾純一朗投手。
そのポテンシャルの高さはかねてから評価されていますが、クレバーな投球を披露できるメンタルも素晴らしいものを持っています。
近大泉州が大体大浪商にリベンジ 2年生左腕の中尾が八回途中無失点 https://t.co/Pq6Cw8NABR pic.twitter.com/MCYQKqsjks
— 高校野球ニュース (@Kokoyakyu_News) July 21, 2019
本格的に投手に挑戦したのは高校からですから、これから強力打線との対戦を重ねていくことで原石はさらに磨かれて輝くことになるでしょう。
ちなみに入試はトップ合格で新入生代表として挨拶するなど、中尾純一朗投手は学力でも優秀な一面を持ち合わせているんですよね…!
かつ天然な一面も覗かせるなど話題性もある投手だけに、高校野球ファンを今後も楽しませてくれそうです。
中尾純一朗は近大泉州からドラフトなるか
現時点でドラフト期待の左腕として話題になっている中尾純一朗投手ですが、プロ注目の選手になるまでの道のりは決して順風満帆なものではありませんでした。
浅香山中学時代には制球難に苦しみ、投手ではなく主にファーストのポジションに就いていたんですよね。
高校では投手で奮起したわけですが、こうして過去に悔しい経験を沢山してきたからこそ大きく成長を遂げたのでしょう。
まだ未完な部分も多いものの、かえってそれが魅力的に映るほどスケールが大きいのも中尾純一朗投手の魅力と言えます。
関東の大型左腕では横浜・松本隆之介投手がドラフトを賑わせそうですが、西の大型左腕として高校最後のシーズンで大いに躍動してほしいですね!
参考:松本隆之介(横浜)がドラフト上位と注目される球速以外の理由とは