三重の強豪・いなべ総合で1年の2018秋から正捕手として活躍していた田所宗大(たどころ そうだい)選手。
プロ顔負けの強肩捕手として注目されているほか、高校通算30本のホームランを放っている打力の持ち主でもあります。
二塁送球タイムはプロでもトップレベルの速さを誇り、将来が楽しみなキャッチャーですね…!
2020ドラフト候補として注目の、いなべ総合・田所宗大選手を特集していきましょう。
目次
田所宗大は中学時代に桑員ボーイズで全国
いなべ総合・田所宗大選手は小学1年から野球を始め、中学時代には桑員ボーイズに所属していました。
中学時代には全国ベスト16に進出するなど、当時から主力で活躍していた選手です。
ちなみに桑員ボーイズでは、同じく2020ドラフト候補の健大高崎・橋本拳汰投手とチームメイトでしたね!
早くからハイレベルな環境に身を置いていたことも、田所宗大選手の実力が引き上げられた要因のひとつと言えるでしょう。
参考:橋本拳汰(健大高崎)の中学の球速は?野茂ジャパン出身右腕はドラフト期待
いなべ総合・田所宗大は守備力がドラフト級
二塁送球タイムがプロ上位の強肩
ドラフト候補として期待がかかる、いなべ総合の田所宗大選手ですが、一番の魅力はプロでも上位に入る強肩です。
遠投120メートルを投げる地肩の強さを誇り、二塁送球タイムは高校生ながら1秒7台をマークしているんですよね…!
2020年三重県高等学校野球夏季大会3回戦、いなべ総合vs伊賀白鳳戦。
いなべ総合の田所宗大捕手、座ったまま送球で2塁ランナータッチアウト!! pic.twitter.com/1iHXWxlBSO— はっち (@koseyomi) July 26, 2020
二塁送球タイム1秒7台は強肩だけで出せるタイムではなく、キャッチングからの握り替えスピードやフットワークなど全てが一級品と言えます。
このスローイングはプロでもトップレベルですし、いなべ総合の尾崎英也監督は「40年の指導歴で1、2を争うレベル」と話すほどの逸材。
田所宗大選手の強肩ぶりが高校野球ファンを沸かせてくれる日が本当に楽しみです。
視野の広さも
また田所宗大選手は強肩捕手として注目されているほか、いなべ総合で主将を務めている人間性も素晴らしい選手です。
捕手のポジションゆえ、下級生の頃から先輩投手の性格を知るために食事を一緒にとったりしていたというのは見事ですよね…!
常日頃から野球に対して、チームメイトに対して真摯に向き合ってきたからこそ、試合中にも視野を広く的確な指示を出せるのでしょう。
田所宗大選手に対しチームメイトは「信頼しかない、誰も気づかない部分まで気を配っている」と話すほどの信頼の厚さ。
表面的な能力以外にも魅力が大きいのが、田所宗大選手の強みであることは間違いありません。
ドラフト期待・田所宗大の高校通算ホームランは?
いなべ総合の田所宗大選手は守備力にくわえ、広角に長打が打てる打撃センスも魅力の1つです。
身長179cm・体重85kgの鍛え抜かれた体格で、高校通算ホームランは30本をマーク。
2年の2019春から四番に座ってチームを牽引し、右打席から放たれる強烈な打球は右中間の最深部まで飛んでいきます。
2020年は試合数が例年より少ないとはいえ、田所宗大選手の打力をもってすれば高校通算40本前後までホームラン数は伸びるでしょう…!
プロのスカウトもほぼ全球団が視察にきて「将来性が高い」とコメントを残していますから、磐田東・二俣翔一選手らと共に、打てる捕手としてドラフトでの指名が待ち遠しいですね!
参考:二俣翔一(磐田東)はドラフト期待|二塁送球タイムも注目の強肩強打
田所宗大はいなべ総合からドラフトに期待
いなべ総合・田所宗大選手は全国的な知名度こそまだ低いものの、十分にプロでも通用するポテンシャルを秘めています。
ひたむきな向上心があり、人間性まで魅力がある選手だけに高校野球ファンとしては応援したくなりますよね…!
同じくドラフト注目の伊東邑航投手とは、高校最後のシーズンを大いに沸かせてほしいところ。
2020ドラフトでの指名にも期待しつつ、田所宗大選手の今後の動向から目が離せません!
参考:伊東邑航(いなべ総合)はドラフト期待|球速と奪三振に注目の大型右腕