長野の強豪・上田西で1年の2018春からレギュラーとしてベンチ入りを果たし、同年秋から上位打線の一角を担っていた高寺望夢(たかてら のぞむ)選手。
俊足強打のショートとして高校通算20本以上のホームランを放っているほか、守備範囲の広さなど走攻守三拍子揃った総合力の高い選手です。
高校野球界トップクラスの俊足ぶりも際立ち、ポテンシャルは申し分ないものを持ち合わせているんですよね…!
プロ志望届も提出して長野のドラフト候補として注目される、上田西の高寺望夢選手を特集していきましょう。
参考:2020ドラフト候補の高校生野手【最新】プロ志望届か進学か?
目次
上田西・高寺望夢の俊足はドラフト級
一塁到達タイムが凄い
上田西で注目を集める高寺望夢選手の魅力といえば、まずずば抜けた俊足が挙げられます。
一塁到達タイムは全国トップクラスの4秒0をマークしており、それもしっかりとバットを振り抜いてのタイムのためかなりハイレベルです…!
バントなどでは更に速いタイムになってくるでしょうし、甲子園出場があれば間違いなく全国的に話題になっていたと思います。
走塁センスも◎
また高寺望夢選手は持ち前の俊足はもとより、走塁センスに長けている点も大きな強みです。
積極的に次の塁を狙う姿勢にくわえ打球に対する判断力も長けており、外野手のポジションが深めと見るや、シングルヒットをツーベースヒットにしてしまうほどです…!
身体のバネもあり颯爽とダイヤモンドを走り抜ける姿には華がありますし、安打の中に長打が多いのも高寺望夢選手の俊足があってと言えるでしょう。
同じくドラフト注目の智弁和歌山・細川凌平選手らと並び、高校トップクラスの俊足からは目が離せません。
参考:細川凌平(智弁和歌山)はドラフト上位|中学でも日本代表の俊足強打
ドラフト期待の上田西・高寺望夢は打撃も注目
ミート力の高さ
上田西の高寺望夢選手は俊足に加え、打撃センスも一級品です。
コースに逆らわず弾き返すミートの上手さを持ち合わせ、タイミングを崩されてもヒットゾーンに運べる技術があるんですよね。
2019秋の県大会では主に一番・ショートで試合に出場し、16打数9安打(うち4本が長打)と、打率5割6分3厘の活躍を見せていました…!
準決勝での長打2本を含む、4安打の固め打ちを披露した活躍は見事のひと言でしょう。
高寺望夢(上田西)#Draft_Note pic.twitter.com/PTKaeEW6xw
— ドラフトノート (@Draft_Note) May 13, 2020
左打席でバットを揺らしながら構える姿からは余裕が感じられ、左右へ鋭い打球を連発できる選手。
小さなミスでヒットになってしまう高寺望夢選手のバッティングは、相手バッテリーだけでなく内野手へのプレッシャーも相当なものがありますね…!
高校通算ホームランも
また高寺望夢選手のストロングポイントとして、パンチ力も見もの。
身長178cm・体重68kgと細身でありながら、高校通算20本以上のホームランを放っているんですよね!
以前は華奢なアベレージヒッターという印象でしたが、パワーも兼ね備えた左打者へと成長を遂げています。
【第139回北信越地区高等学校野球大会】
上田西 高寺望夢(1年)
2018/10/21 pic.twitter.com/IsejYvzbyO— チョコパン (@smalto19) October 22, 2018
また現在より一回り小さかった入学当初の1年春からホームランを放っていましたから、ボールに上手く力を伝える打ち方が身に付いているとも言えるでしょう。
これから体格的には更に力強さを増すと思いますし、ドラフトでの指名でぜひ上の世界でのプレーも観てみたい選手ですね!
高寺望夢は上田西からのドラフトに期待
高寺望夢選手は走力・打撃力にとどまらず、守備力でも上田西の内野陣を牽引しています。
俊足を生かした守備範囲の広さと肩の強さには定評があり、三遊間の深い当たりを難なくアウトにしてしまう守りにも期待。
身体能力が高くポテンシャルとしては申し分ないだけに、プロのスカウトとしても将来性を見込んでの指名は十分に考えられる選手でしょうね…!
上田西のチームメイトである阿部巧雅投手も期待の本格派ですし、揃って2020ドラフトにも期待しつつ、上田西と高寺望夢選手の飛躍を応援していきたいと思います。
参考:阿部巧雅(上田西)は球速に注目|ドラフト期待の身体能力は投打に光る