山形の強豪・鶴岡東で2年の2019夏からベンチ入りを果たしている吉田陸人(よしだ りくと)選手。
小技も絡めた器用なプレーと、巧みなバットコントロールを持ち味にしていてる左の巧打者です。
2019秋の大会ではクリーンナップに座ってチームを牽引し、東北大会準優勝にも貢献しましたね!
打席の随所に巧みな技術が光る、鶴岡東の吉田陸人選手を特集していきましょう。
目次
吉田陸人の中学時代は白山能美ボーイズ出身
右投げ左打ちの吉田陸人選手は石川県の出身で、地元の少年野球チーム・松陽少年野球クラブで野球を始めました。
笠間中学校への進学後は硬式野球チームの白山能美ボーイズに所属。チームの主力メンバーとして活躍しました。
41年ぶり2回目の選抜に挑む強豪・鶴岡東。昨秋は3番として打線を牽引した吉田陸人(新3年)。中学時代は白山能美Bで活躍。卒業を機に地元を離れ山形に野球留学。自慢の強打を武器に今秋から中軸として活躍。石川・星稜との戦いが決まれば、成長した勇姿を披露する! pic.twitter.com/19J7zihC7z
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) February 5, 2020
全国大会出場などの目立った実績は無かったものの、強豪の鶴岡東に進路を決めたあたりからも光るものを持っていたことが伺えますね!
白山能美ボーイズは中日ドラゴンズ・京田陽太選手の出身チームでもありますから、吉田陸人選手の今後にも大いに期待したいところです…!
鶴岡東・吉田陸人の打撃センスに期待
状況に応じた器用なバッティング
鶴岡東打線でクリーンナップを打てる吉田陸人選手の武器は、やはりセンスの光るバッティングでしょう。
2019秋の大会でもチャンスでの勝負強さにくわえ、状況に応じて小技を絡められる打撃はチームの勝利に貢献していました。
山形大会準決勝・東海大山形戦でも3点リードの三回二死2、3塁から、右中間へ2点タイムリースリーベースを放つなど、2打数2安打3打点の活躍。
バントに犠牲フライと、状況に応じたバッティングができるのも吉田陸人選手の強みですよね…!
同じく2019秋の東北大会準決勝・仙台城南戦では初回の攻撃でも、前のバッターが2者連続死球のあとにバントヒットを決め、初回の大量得点の火付け役となっています。
ホームランを打てるパンチ力の源
元々の器用さに加えて「高校に入ってからホームランを打てるようになった」とインタビューで語っている吉田陸人選手。
鶴岡東の選手たちが成長を遂げる影には、農園を営む野球部OBや地元農家の方の支えもありるといいます。
朝・昼・夜の3食はもちろん、朝食後と昼食前の補食を用意するなど、鶴岡東の選手の身体づくりに大きく貢献しているんですよね…!
身長177cm・体重72kgとやや細身な吉田陸人選手も、一回り大きくなればさらに長打力が増すことは間違いありません。
前チームから主力で活躍しており注目打者の山路将太郎選手と共に、鶴岡東打線をガンガン引っ張っていってほしいものです!
参考:山路将太郎(鶴岡東)は攻守に存在感|河南シニア出身の俊足好打
吉田陸人が出身地を離れ鶴岡東を選んだ理由
鶴岡東の中軸でチームを牽引している吉田陸人選手。
地元の高校ではなく鶴岡東へ進路を決めた理由は「バントなど小技を使う鶴岡東の野球が自分に合っている」と感じたことをインタビューで語っていました。
実際にバントも上手いですし、一方で長打力も磨かれているため今後の活躍が本当に楽しみです…!
石川県出身だけに、ドラフト注目の内山壮真選手らを擁する星稜との甲子園での激突にも期待したいですね。
吉田陸人選手のさらなる飛躍と鶴岡東の上位進出に期待して、今後も成長を追い掛けていきたいと思います!
参考:内山壮真(星稜)はドラフト確定の逸材|俊足強打で小園超えなるか