網走桂陽でエースとして活躍した本格派の冨水大和投手ですが、プロ志望届を提出してドラフトへの期待が高まっています。
全国的にはほぼ無名ながら、150キロに迫る球速をマークしている右腕で、ポテンシャルの高さを見ても将来が楽しみな逸材なんですよね!
中学時代までは野手としてプレーしていたこともあり、優れた打撃センスにも定評がある選手。
ドラフト注目の網走桂陽・冨水大和投手を特集してみました。
目次
冨水大和の中学時代は野手で抜群のセンスを発揮
冨水大和投手は小学時代に網走ポプラボーイズに所属し、当時はサードのポジションでプレーしていました。
ライバルチームからは「サードには打つな」と警戒されるほど有名な選手で、網走市立第二中学へ進学後にもショートとして活躍。
全国大会出場など目立った実績こそないものの、肩の強さなど身体能力の高さは当時から突出していましたね!
高校では打席でも存在感を放っていましたが、投手転向の前には地域で有名な野手だったことを考慮すると納得です。
網走桂陽・冨水大和はドラフト期待の本格派
網走桂陽高校に入学後、肩の強さから投手を務めることになった冨水大和投手。
そのポテンシャルの高さを早々に発揮し、高校2年で140キロを超える球速をマークしていました。
2019夏には最速149キロをマークしていますし、東海大札幌・小林珠維投手と並んで北海道屈指の本格派右腕と言えるでしょう。
今日の道新読んだら網走桂陽の冨水君が球速をさらに上げて最速148まで伸びたらしいですね。昨日の試合で出したかはわからないけど
— かっつ (@kattsu1022) 2019年6月25日
身長176cm・体重72kgと大柄ではないものの、プレーの随所にバネを感じる投手なんですよね…!
プロ志望届を出してから特に話題に上がっていますが、将来性にも期待の投手だけに大いに注目しています。
参考:小林珠維(東海大札幌)はドラフトで球速以上に評価されていいと思う
ドラフト期待の冨水大和はプロで化けてほしい
球速に注目が集まる冨水大和投手ですが、課題はやはり制球力でしょう。
スライダー・カーブを主に投げ分けており、特にスライダーは120キロ台中盤でキレもあります。
ただ、やや抜ける場面が目立ち、変化球の精度を上げることが1ランク上の投手になる鍵のように感じました。
運命の日を待つ人
冨水大和(網走桂陽) pic.twitter.com/BCDH9UkeOh— あおい (@Aoiii_0929) 2019年10月14日
とはいえ言い方を変えると今後の伸びしろに大いに期待できる投手ですし、道内屈指の本格派左腕・石澤大和投手との投げ合いはかなり迫力がありましたからね…!
プロの世界で進化を遂げてほしいものです。
参考:石澤大和(網走南ヶ丘)がドラフト注目の理由は球速以外にもあった
冨水大和がドラフト注目の理由は球速以外にもある
本格派として期待が高まる一方で、冨水大和投手は球速以外の強みも持っています。
というのも、打撃センスに優れており、バッティングでも高く評価されていい選手なんですよね。
スラッガーというタイプではないですがミートが上手く、野手としても面白いのでは?と思ってしまうほどのセンスを兼ね備えています。
加えて長打を放った際のベースランニングでは俊足も光りますし、実際にその脚力を活かして1試合で複数の盗塁を決める試合もありました。
攻守にハイレベルなプレーを見せる選手だけに、ぜひプロの世界で活躍が観たいです…!
札幌創成・竹内龍臣投手らと共に、北海道の本格派右腕のドラフトを楽しみにしたいと思います。
参考:竹内龍臣(札幌創成)はドラフト注目|球速の急激な伸びで将来性抜群