新チームになって3季目にして初めて、2019夏に札幌支部予選を勝ち抜いた東海大札幌。
U18日本代表候補合宿にも選出されてドラフト候補として注目が集まる小林珠維選手が話題になっていますが、チームメイトもハイレベルで最後の夏が非常に楽しみです。
攻守に素晴らしい選手が多く総合力の高いチームですし、高校野球ファンの一部では南北海道大会の優勝候補と言われているのもまったく不思議ではありません。
甲子園出場にも期待がかかる、東海大札幌の注目選手をピックアップしてみました。
参考：小林珠維(東海大札幌)はドラフトで球速以上に評価されていいと思う
目次
最速145キロのエース右腕・鈴木一茶
完成度が高い本格派
150キロ右腕である小林珠維投手が注目を集めるのは当然かと思いますが、一方で鈴木一茶（いっさ）投手のピッチングは見逃せません。
身長168cmと小柄ながら、抜群のキレを誇る最速145キロのストレートは迫力満点で、小林珠維投手を差し置いてエースナンバーを背負うのも納得です。
鈴木 一茶(東海大札幌高) pic.twitter.com/amK8IgOgoF
— ちなハム (@nhfdraftpro) 2019年6月27日
コーナーを突く制球力も持ち合わせており、安定感も抜群。完成度の高さやマウンド度胸の良さは、東海大四時代に甲子園で快投を見せた西嶋亮太投手を彷彿とさせるものがありますね！
また鈴木一茶投手は決め球として投じる縦のスライダーも変化が鋭く、右の2枚看板は北海道屈指と言えるでしょう。
小学時代から道内トップクラスの逸材
鈴木一茶投手はファイターズジュニアに選出された小学時代に最速126キロを投げ込んでおり、当時から道内トップクラスの本格派として有名な投手でした。
左の145キロ左腕でドラフト注目の石澤大和投手（網走南ヶ丘）らとは当時のチームメイトですから、南北海道大会で直接の対戦はないとはいえ、最後の夏に負けられない気概は十分でしょう。
中学時代に所属した余市シニアでもエースとして日本選手権に出場するなど、大舞台での経験も十分な好投手です。
当時からしのぎを削っていた小林珠維投手とは進路決定の際、東海大札幌で共に戦うことを決めたそうで、最後の夏にも期待が高まりますね…！
参考：石澤大和(網走南ヶ丘)がドラフト注目の理由は球速以外にもあった
巧みなバットコントロールを見せる亀浦凌佑
札幌支部の代表決定戦に三番・ファーストで出場した亀浦凌佑選手。中学時代には軟式で北海道選抜にも名を連ねたアベレージヒッターです。
ミートが上手な左打者で、巧みなバットコントロールからは打撃センスの高さを感じました。
2019年の東海大札幌は右打者が多いため、しぶといバッティングが出来る左打者が中軸にいるのは相手チームにとっても脅威でしょう。
低めのボールをさばく技術もレベルが高く、長打を打てるバッターでもありますから、南北海道大会ではぜひ注目したい選手です。
攻守で存在感を放つリードオフマン・柿澤英寿
新琴似シニア時代から野球センスが際立っていた柿澤英寿選手。
一番・センターで出場する右の好打者は打球も速く、1打席目から思いきりの良いスイングでチームに勢いを与えます。
東海大札幌 ⚾︎
柿澤 英寿くん #8 pic.twitter.com/uHc8hZN5W7
— り り か (@baseball_11_14) 2018年12月10日
俊足を活かした走塁の積極性も素晴らしいものがあり、夏の戦いでは特に、流れを引き寄せる存在として暴れてほしいところですね…！
シートノックを見ても守備力の高さがわかる外野手ですので、柿澤英寿選手が乗れば東海大札幌は非常に強いと思います。
藤谷優真・服部大の二遊間
例年、東海大札幌のセンターラインは守備力の高さに定評がありますが、藤谷優真選手と服部大選手の守備も堅守を誇ります。
セカンドを守る藤谷優真は守備範囲が広いだけでなく、シャープなバッティングでも良い仕事をする左打者。随所にセンスあるプレーを見せます。
東海大札幌 ꉂꉂ📣
服部大くん 「TRAIN-TRAIN」 pic.twitter.com/vMqzSMhz7w
— り り か (@baseball_11_14) 2018年9月13日
またショートの服部大選手は柔らかいグラブさばきに加え、肩の強さもありスローイングも素晴らしい選手ですね。
夏を勝ち抜くために守備でのミスを減らすことは鉄則ですが、堅守の二遊間からリズムを作っていってほしいものです！
東海大札幌の総合力は見もの
2019夏の戦いに挑む東海大札幌ですが、例年にも増して良い選手が揃っているように感じます。
白川航也主将や萱場斗夢外野手もファイターズジュニアを経験している選手ですし、2年でマスクをかぶる小林陽太捕手は新チームでも中心的な選手になるでしょう。
個々の能力は高いだけに、どれだけ勢いをつけられるかという点で初戦の鵡川戦は重要になってきますね！
投手陣の層も厚く打線の奮起が甲子園への鍵になることは間違いありませんから、最後の夏に熱い戦いを見せてくれることに期待して、応援していきましょう。
