2020注目の投手

札幌大谷・阿部剣友は150キロの大化けなるか|プロ注目の大型左腕

札幌大谷の阿部剣友(あべけんゆう)投手が注目を集めています。2018年秋の神宮大会での登板では、1年生ながら身長196cmという超大型左腕の登板に球場が沸きました。

現時点では粗削りなサウスポーですが、かえって今後の伸びしろに期待してしまうのは僕だけではないでしょう。

プロのスカウトも熱視線を送る阿部剣友投手は甲子園も沸かすのか。未来のドラフト候補に注目していきましょう。

 

阿部剣友は身長も球速もまだまだ伸びる

まずは簡単に阿部剣友投手のプロフィールについて見ていきます。

名前:阿部剣友(あべけんゆう)
身長:196cm
体重:87kg
投打:左投左打
出身:北斗市立大野中

2018年秋には身長が2cm伸びて196㎝になったということで、打者への威圧感は相当なものがあるでしょうね。196cmというとあのダルビッシュ投手と同じですし、3年生となる2020年には2メートルを超えるかもしれません。

学生時代はバスケットボール部だった父・貢さんの身長が188㎝とのことで、大台突破は極めて現実的なように感じます。

また、2018年秋の神宮大会では1年生ながら自己最速の134キロをマーク。

そこまで大騒ぎするスピードではないかもしれませんが、高校での伸びを考えると将来性を感じずにはいられないんですよね。

というのも、阿部剣友投手は高校から硬式になったとのことで、入学から間もない5月には左肩を痛めて離脱しました。

硬式の重さに力任せで対応しようとしていたことを反省し、復帰後にリリースを改善したところ、ストレートが130キロ前半をマークするようになったんだとか。

このときの心境を本人は以下のように語っています。

「硬式はボールが重い。余計な力が入ると痛めることを知った」

引用:日刊スポーツ

入学前は120キロ台だったストレートが、一気に130キロ半ばまで伸びているという急成長ぶりは目を引くものがありますよね…!

神宮での登板以降、プロのスカウト陣も注目しているとのことですが、150キロを投げ込むようになるとまさに「大化け」。ドラフトでも上位に食い込んでくる可能性が十分に出てきます。

 

札幌大谷・阿部剣友投手にスカウトが注目する理由

1年生ながら甲子園で147キロの剛速球を投げ込んだ明石商・中森俊介投手らが注目を集める中、阿部剣友投手にスカウトが期待する理由は何なのか?

結論から言うと、その理由は「粗削りぶり」にあると思います。

高校入学後の伸びは前述の通りですが、まだまだ成長するであろう逸材だということが一目瞭然なんですよね。

たとえば2018年秋の神宮球場でのピッチング。

この日が全国大会初登板ということもあり「人生で一番緊張した」とも話している阿部剣友投手ですが、投球フォームにはぎこちなさが残ります。プロの目からすると改善できるポイントは幾つも挙げられるでしょう。

ただ言い方を変えると、未完成である点がスカウトからすると堪らないのではないかなと…!

細かな点はこれから修正していけば良いですし、伸びしろを期待している札幌大谷・船尾監督も現時点ではのびのびと投げてもらうことを優先しているとのこと。

甲子園を沸かせる変貌ぶりを見せるのか。大型左腕・阿部剣友投手の今後が非常に楽しみです。

 

最後に

野球は身長でするものではないですが、身長196cmで且つサウスポーという点はやはり魅力的だと思います。

近いところで言うと、現ソフトバンクホークスの古谷優人投手(江陵)が高校生で154キロをマークしてドラフトで指名されたのが記憶に新しいですし、左投げの速球派を欲しがるプロ球団は多いです。

古谷優人投手の投球は生で見たことがありますが、あれは高校生レベルではなかなか打てませんね…。恐くてバッターボックスに立ちたくない選手もいたのでは?と思ってしまうくらい。

長身の阿部剣友投手がさらに球威のあるストレートを投げれるようになると、威圧感だけで打者を圧倒できることも考えられます。

今後の成長に期待して、追っていきたいと思います。

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