大分の強豪・日本文理大付で1年夏から試合に出場している翁長佳辰(読み方は「おなが けいたつ」)投手。
球速140キロ台後半のストレートと、多彩な変化球が持ち味の本格派右腕です。
中学時代は沖縄の石垣中学で軟式野球部に所属しており、全国大会も経験していますね。
2019ドラフト候補の投手として大きな注目を集めている、日本文理大付の翁長佳辰投手について特集していきましょう。
目次
翁長佳辰は出身の石垣中学で全国を経験
右投げ左打ちの翁長佳辰投手は沖縄県石垣島の出身で、小学1年時に軟式少年野球チームの「少年荒鷲野球団」で野球を始めました。
石垣市立石垣中学に進学後は、石垣中学校の軟式野球部に所属。投打に渡りチームの中心として活躍し、全国大会への出場も果たしています。
全国大会では2回戦で明徳義塾中学に0対1で敗戦を喫したものの、全国大会への出場は大きな経験になったでしょうね!
強豪からも誘いがあったようですが「(八重山商工を甲子園に導いた実績のある)伊志嶺吉盛監督のもとでプレーをしたいと」の理由から日本文理大付に進学しています。
日本文理大付・翁長佳辰はドラフト期待の球速
高い打撃センスも併せ持つ翁長佳辰投手は、1年夏から二番・ライトでレギュラーを勝ち取って2017夏の大分大会に出場しました。
秋からは主戦として大分大会ベスト4まで勝ち進むなど、早くから投打に渡ってチームを引っ張る活躍を見せています。
3年生になった2019春の大分大会では11季ぶりの県大会優勝を手繰り寄せていますし、本当に素晴らしいボールを投げ込むピッチャーなんですよね…!
翁長佳辰③ 最速147㌔右腕
(石垣中→日本文理大付) 7/17
大分商業戦の投球ハイライト+α pic.twitter.com/tZDlu2QwP3— おくら (@okura_NHSBC) 2019年8月2日
その翁長佳辰投手の大きな武器となっているのが、球速150キロに迫るストレート。
身長178cm・体重73kgとやや細身な印象を受けるものの最速は147キロをマークしており、奪三振の多さからも真っ直ぐのキレを感じます。
セットポジションからゆったりとしたフォームで投げ込むため、それもまた球速以上に見える1つの要因でしょう。
U18日本代表に選出された浅田将汰投手もそうですが、2019年世代は九州に好投手が多いですね!
プロの世界で身体をつくることで球速もさらに伸びるでしょうし、ドラフトにも大いに期待しています。
参考:浅田将汰(有明)のドラフトに注目|日本代表で150キロの大台なるか
日本文理大付・翁長佳辰は球速以外もドラフトの逸材
抜群の制球力
150キロに迫るストレートの球速に注目が集まる一方で、翁長佳辰投手はコーナーに投げ分ける制球力も目を見張るものがあります。
四死球も非常に少なく、試合を作る能力にも長けているピッチャーなんですよね!
内外角はもとより、高低を上手に使うことが出来るコントロールはプロの世界でも大きな武器になるでしょう。
日本文理大付のエース翁長。2年生ながら140キロ超のストレートに加えスライダー、スローカーブ、縦方向の変化球を投げ込む。体が出来れば非常に面白い投手になるかと。 pic.twitter.com/AFDxGx0HwQ
— Cat90 Next↪︎来季 (@japan_0123) 2018年7月15日
2019春の大分大会では4戦中3試合に登板するなど、スタミナがあることも証明済み。
翁長佳辰投手は「冬のトレーニングで下半身を強化した」とも話していますし、それがコントロールとスタミナの両方に好影響を与えていますね!
豊富な球種と緩急
もう1つ翁長佳辰投手のピッチングで見逃せないのが、豊富な変化球です。
球種は主に4つで、120キロ前後の縦のスライダーと鋭く落ちるフォークに、チェンジアップ、90キロ台のカーブ。
特にスローカーブとの球速差は50キロ近くありますから、緩急で相手打者を翻弄しているのも納得です…!
これからの成長にも十分に伸びしろが感じられる投手だけに、2019のドラフトに注目しつつ、翁長佳辰投手の今後の活躍を追っていきたいと思います。