コラム

もういい。高校球児の再出発を応援しようぜ。

選抜高校野球の中止が決まり、なんとなく気持ちがボンヤリとした日々を過ごしている。

仕方ないのは百も承知で、残念な気持ちを整理するのも簡単ではないと感じる。2020年の春はもう少し気持ちが盛り上がるはずだった。それを楽しみに冬を過ごしてきた。

高校野球ファンであれば少なからず、同じような想いを抱えている人もいるんじゃないだろうか。

僕ら観客レベルでこの状態だから、出場が決まっていた高校球児たちのモチベーションが本当に心配だ。

インタビューとは裏腹に、そう簡単にリスタートが切れるわけでもないと個人的には思う。

だからこそ、もう良くね?と思う。揚げ足を取るような報道は、マジでもう勘弁してほしい。

選抜高校野球の中止で出場校への措置は

3月11日に、2020選抜高校野球大会の中止が正式に決まった。

出場校の選手たち、父母をはじめ親族の方々、関係者の気持ちを考えると本当に胸が痛い。誰がどう見ても残念な話であることは言うまでもない。

出場校にはこれから何が出来るか。

今後の対策に関して議論することは何よりも大事だし、ぜひとも最優先にしてほしい。

甲子園球場の日程を押さえることや選手たちのモチベーションなど、どんな形になろうと、このあとの決定が高校野球に及ぼす影響は大きいと思う。

赤星憲広さんは「センバツ出場校には夏の出場権を」というプランを提案していたり、一方で桑田真澄さんは「春と夏は別物」との見解を示していたり。あるいは田中将大投手は「前例なき状況だからこそ、前例ない処置があってもいいんじゃないか」とのコメントを残した。

様々な意見があって当然のシチュエーションだと思うし、こうして野球に携わる人たちの意見が聞けるのはただただ嬉しい。正解も不正解もない。

出場校への措置を論じるのは、いち野球ファンとしても大切なことだろうなと思う。

選手たちの再出発を後押ししようぜ

ただ一方で、高野連の決定に対する批判的な記事を目にする機会も増えた。

単刀直入に「もう良くないっすか?」と思う。

もちろん色んな見方があるだろうし、決定に対してどう感じたかは自由だ。それこそ、開催しようと思えば出来たのかもしれない。

ただ、少なくとも「もう決まったこと」だ。

いつまでも高野連の決断を批判していたところで前に進めるとは思えないし、なにより球児たちに失礼だ。

失意の底からせっかく前を向こうとしているのだから、せめてその後押しになるような報道が沢山されてほしい。ネガティブな空気で支配しないでほしい。

そもそもどんな決断になろうと満場一致なんてありえない事象だったのは、初めからわかっていたことじゃないか。

それでもなくても暗いニュースが飛び交う今の御時世、高校野球に希望の光を見出している人は多い。大げさでもなんでもなく「生きがい」だと感じている人はたくさんいる。

紛れもなくその中心には「高校球児」がいて、選手たちから勇気や希望をもらっているファンは全国にたくさんいる。

だから揚げ足を取るのではなく、せめて球児たちが再出発を切れる環境や空気をつくるのが僕ら大人にできる「応援」なんじゃないだろうか。

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