21世紀枠で2020選抜高校野球大会への出場を決めた北海道・十勝の帯広農業。
2019秋の北海道大会でのベスト4が評価されての選出となりましたが、甲子園での1勝にも期待がかかります。
特に2019秋の公式戦で、打率4割超の打者が7人並ぶ打線は注目ですね…!
この記事では、帯広農業のメンバーから注目選手をピックアップしてみました。
帯広農業で2020メンバーの軸となるエースは主将
まず帯広農業のメンバーで注目選手として挙げたいのが、エース右腕の井村塁投手。
最速135キロのストレートを軸にしたピッチングは伸びしろ十分で、身長173cm・体重65kgの体格がもうひと回り大きくなってくると更に力強さも増すでしょう。
北北海道大会や甲子園の舞台では強力打線との対戦も当然あるでしょうが、持ち前の粘り強い投球がどこまで通用するかには注目したいところ。
また一方で、井村塁投手は1年春からレギュラーとして背番号7を奪取しており、野手としてのセンスにも期待ですね!
2019秋の大会では27打数12安打で4割4分4厘の高打率を残していますし、頼れる右打者としてクリーンナップも担います。
50メートル6秒2の俊足も兼ね備えている選手ですから、投打の軸として帯広農業の躍進にに井村塁投手の活躍は欠かせません。
帯広農業メンバーで打線を引っ張る注目選手
井村塁投手が投打の軸として注目されていますが、帯広農業は2019秋の公式戦でチーム打率4割4厘と打力にも期待がかかります。
その筆頭として注目したいのが、打率6割超の活躍を見せた水上流暢(読み方は「みずかみ なるのぶ」)選手。
6割6分7厘の打率はもとより、チームでダントツトップとなる19打点を挙げた2019秋の働きは見事でした。
強打に注目の右打者が五番に座るだけに、水上流暢選手の前にいかにチャンスをつくれるかも1つのポイントになってきそうですね。
そして同じく中軸を担う右打者で期待したいのが、四番を務める前田愛都選手。
中学時代まではスピードスケートでも実力を発揮していた選手で下半身も大きく、ホームランが期待できるパンチ力は見ものです。
井村塁投手、水上流暢選手と共に主軸で期待が高まる選手ですから、チャンスでの一打に注目していきたいですね!
2020帯広農業のキーマンとなるメンバー
最後に個人的にキーマンと見ているメンバーを2人紹介させてください。
まず一人が切り込み隊長を務める右投げ右打ちの千葉俊輔選手。
2019秋の戦いでは出塁率5割をマークしており、千葉俊輔選手の出来が帯広農業の攻撃を左右するといっても過言ではありません。
ミートが上手い選手で、北海道大会でも4試合中3試合に初回でヒットを放っているんですよね…!
一方で投手としてマウンドに上がることもあり、準々決勝・北海道栄戦では散発3安打で完封勝利を飾るなど投打にポテンシャルの高さが光る選手です。
そしてもう一人の注目選手が、その千葉俊輔選手と一・二番を務める黒神佑馬選手です。
主に二番・レフトで出場していた黒神佑馬選手は選球眼が良く、練習試合も含めた2019秋の戦いでは四死球の数がチームトップでした。
さらに公式戦では4割を超える打率も残しており、帯広農業打線の火付け役として一・二番が機能すれば、非常に面白い戦いになるのではないかと見ています。
注目のメンバーを含めナインの躍動に期待しつつ、帯広農業の戦いを応援していきましょう!